5/24（土）
8：30 ICI前にて、ケマ兄にのぼPといっしょにピックアップしてもらい、中央道を小川山へ向かう。天気もまずまず、何事もなく須玉ICで降りるはずが、全員話に夢中になりケマ兄号は、いつのまにかICを通過する。ケマ兄あわてず騒がず、次の長坂ICを降りて、ナナーズで食料を仕入れ、廻り目平キャンプ場へ昼前に到着。
昼食を食べながら、対岸の父岩方面を見ると、30mほどのフェースを登攀しているクライマーが遠望できる。昼食を済ませ、今日の目的のルートである屋根岩3峰南稜神奈川ルート取り付きへ向かう。ケマ兄を先頭に樹林帯を登り、3峰南稜を目指すが、樹林帯の踏み跡が判然とせず、何回か登下降を繰り返すが、取り付きにたどり着けない。時間もなくなってきたので、3峰下部露岩帯のつるかめスラブ（5.8）で、のぼPにビレイしてもらいZENがリードし、まずはオンサイト。
さ～てと・・”つるかめ”でも登るかぁ・・余裕？？のＺＥＮさん
ＺＥＮさん”つるかめスラブ（5.8）”にＴＲＹ！！・・・・実はオン・サイト狙い
やったぜ！ つるかめスラブ,オン・サイト！！ ＺＥＮさん嬉しそう！！
赤いメットはきしちゃんか？？ のぼＰ ”つるかめ”を行く
続いてのぼP他も当然余裕の完登（tsurukame-slabjpeg）続いて樹林帯を少し戻り、ソラマメスラブへ移動。ハング帯（5.10ｄ）は先行グループがクライミング中だったが、奥のソラマメ（5.9）とやわらかソラマメ（5.7）が空いていたので、こちらを交互に登ることとする。
やわらかソラマメ（5.7）
ＺＥＮさん”そらまめ”を行く。逆光のシルエットがかっこいい！
ソラマメは隠れた（？）花崗岩の代表的スラブルートとのことで、のぼPリード、ZENビレイで登攀を開始。途中で一度軽くテンションがかかるが、のぼP完登。続いてZENが取り付くが、やはり足前もクライミングシューズの性能も足りず、小川山のスラブで初墜落。スラブでの正しい墜落の仕方は、前向きのまま、走るように落ちるのがいいらしい。当然そんな余裕はなく、突然ズルッズルッという感じで滑って落ちる。（こういう落ち方をすると靴のゴム底が極端に減るとのこと）靴も減るかもしれないが、登攀が終わってからみると、上着の袖口あたりが、花崗岩のスラブでこすれて穴が開きまくってボロボロ状態。やはり登り方も下手なら落ち方も経験不足であることを実感。まあ、3回のテンションを経て、からくも完登（ということにしておこう）。
きしちゃん、ケマ兄組はやわらかソラマメをサクッと登った後、きしちゃんがまずソラマメに取り付く。
ソラマメ（5.9） 粘る・粘る・粘る～”きしちゃん”・・・
ビレイするケマ兄・・なにを見つめているのか・・・
粘りに粘った末に見事完登。それにしてもきしちゃんの持久力はスゴイ。
それをビレイしているケマ兄も同じくらいエライ！（いや、もっとエライ！）
夜は、食当のぼPの手際のよい準備で、肉、魚、野菜のバーベキューとキムチ豆腐鍋を囲んで思い思いのお酒で乾杯。
虹鱒の香草焼き What
happen?? 笑顔が微妙・・・
今回のメンバーは全員タバコを吸わないので、すこぶる健康的な（？）ディナーとなり、夜更かしもせずに早々にステラリッジ6にもぐりこむ。
5/25（日）
6：00頃、ZEN、のぼP、きしちゃんはさわやかに起床。健康的なケマ兄は最も早くシュラフにもぐりこみ、最も遅くまでシュラフにいる。ケマ兄曰く”フリークライマ-の朝はもっと遅いよ”とのこと。納豆とみそ汁に白いご飯の正統日本の朝食をとり、本日の目的のルートはキャンプ場からもはっきりと見える父岩の小川山ストーリーとし、金峰山川を渡渉し樹林帯を登る。多少遠回りをして、父岩に着くが、先行していた多人数のグループ（アルパインガイドの鈴木昇巳さんの講習会？）がすでにロープを張っていて、当分空きそうにない。やはり、人気ルートをやる場合は、早めに来ないとだめみたいだ。目的を兄岩の八王子ルートに変更し、樹林帯を下る。
小川山ストーリー・・登れなかったのはちょっと残念・・
兄岩に達するが、八王子ルートがなかなか見つけられない。時間もなくなってきたので、兄岩下部スラブのタジヤンⅣ（5.10ａ）を登ることとし、ケマ兄がビレイし、きしちゃんがリードする。（写真あり）昨日に続き、慎重に時間をかけ、ほぼオンサイト。またまた、きしちゃんの粘り勝ちとなる。
タジヤンⅣ（5.10ａ） またまた粘る”きしちゃん”
ケマ兄・・なにを見つめているのか・・・
続いてケマ兄が取り付く。一部テンションがかかるが、完登。
ケマ兄タジヤンⅣ（5.10ａ）を行く
続いてのぼｐがリードする。上部の最後の核心部で”もう、のぼれなーい”の弱気のコールがかかるが、ケマ兄の”がんば！！”の励ましにより、再度力がわいたのか、見事完登。
タジヤンⅣ（5.10ａ） のぼＰ ”がんば！！”
のぼＰ見事完登！
最後は、ZENがトップロープで取り付く。上部の核心でテンションがかかるが、何とか終了点に達する。ここで、今回のフリークライミングは終了となった。
キャンプ場に戻り、廻り目平を後にする。中央高速にのる前に大泉村の泉温泉健康センターで汗を流し、さわやかな気分で八王子にもどる。登れたルートは少なかったが、初めての小川山で充実した週末を過ごすことができた。ケマ兄、運転とルートファインディングお疲れ様でした。