[参加メンバー]　ケマ兄　いちのせ　にん２

[天候]　雪

長野オリンピックのラージュヒルジャンプで世間が盛り上がっている日。ケマ兄、一ノ瀬、にん２の３人で御坂峠を越えて河口湖を望む裏三つ峠の登山道入り口付近の沢にアイスクライミングの基礎訓練に出かけた。のだが、おりからの暖冬で氷はかけらも見つからず、その代わりと言ってはなんだけれども明け方から大雪に見舞われたであった。

一ノ瀬は何故かテレマーク。ケマ兄、にん２はダブルアックス（ピッケルのような物２本）装備で林道脇に止めた車を出発。入渓点に向かう。凍った滝を求めて沢に入ると腿まで没する積雪。時々胸まで雪にもぐりながらも前進してえん堤を３つ越えたところで入る沢を間違えたことが発覚。

こんなところでラッセル？

見上げると頭上を林道のようなものが通っている。雪をかき分けて必死に這い上がり林道を下るも、ここも膝までのラッセル。本来入るべき沢の入り口に到着した時にはすでに３時間が経過。昼も過ぎ、重い雪のラッセルで皆ヨレヨレで使い物にならない状態。結局ここで行動打ち切り、車に戻った。

この後近くのスキー場で、プラスチック登山靴とハードブーツビンディングによるスノーボードの可能性の確認というテーマで一滑り。自作のハイバックプレートを入れたため登高やアイゼン装着に都合の良い登山靴でも結構楽しく滑れた。今後のバックカントリースノーボードに大いに活用できそうだ。

その後、笛吹川温泉で露天風呂につかり、地ビールを飲んで八王子に戻る。

八王子から１時間の御坂山塊とは思えない積雪に阻まれ、予想だにしないラッセル訓練と相成った今回の山行。ひとつ確認できたことがある。曰く、ケマ兄は登攀技術は相当なものだが、ルートファインディングはちょっと苦手！？

チャンチャン！