[参加メンバー]　にん２ 　しんちゃん

[天候]　曇り　のち　雨

ＧＷ後半東北ツアーの二日目。ベースにしている秋田山形県境の三崎海岸キャンプ場から、鳥海山登山に向かった。予報は完全に雨。それでも降り出しが遅れそうということで、しんちゃんのたっての希望で、夜討ち朝駆けの決行ということに相成った。

すっかり盛り上がるキャンプ場の宴会を早々に切り上げ、皆に先駆けて寝に入ったにん２としんちゃんであったが・・・。

午前１時に目覚ましをかけておいたのだが、疲れからか完全に寝過ごして午前３時起床。みきちゃんの盛大な寝言のおかげで起きることができた。

車はみんなが寝ているので、にゃんちゅうさんのバイクを借りて、まだ真っ暗なキャンプ場をタンデムで出発。後ろにくくり付けた二つのザックが窮屈だ。

薄明の矛燵の駐車場を５時発。低い雲の下、まだ頂上が見える。歩き易い固雪を踏んで尾根に取り付くと、白糸の滝が圧巻。スキーを担いだパーティーと前後しながらぐんぐん高度？を稼ぐ。

雪壁を踏んで尾根に取り付くと、突然視界に飛び込む千尋の谷間。「白糸の滝」が圧巻。

スキーのパーティーと前後してひたすら登る。まだ下界と青空が時折見える。

「賽の河原」の広大な雪原をバックに。スノボで滑るには、ちょっと緩斜面過ぎる。

賽の河原で大粒の雨と風。雨具を取り出し大休止。いつの間にか頂上は雲に隠れてしまった。雪のためスケールが良くわからない斜面をひたすら登ると、鳥の海（雪の下だが）を望むお濱小屋に７時着。稜線に立つと強烈な風で立って歩くこともままならない。ここから上は既に雲の中だ。これじゃあ登っても仕方なかろう。雨がこれ以上強くなるようなら、悲惨な我慢大会になり兼ねない。ここで登頂を断念。小屋の中で一休みして下山する。

お濱小屋から。この後視界は急速にガスに閉ざされた。

稜線？に立つと、飛ばされそうな烈風が吹き付ける。

お濱小屋から見た「酉の海」。今はまだ厚い雪の下。